葉酸サプリに関する嘘や誤解の情報

健康な赤ちゃんを産み育てるために妊活や妊娠・授乳中に摂ったほうが良いと言われる葉酸サプリは、近年うつ病や認知症予防にも役立つとして幅広い世代からの期待も集めるようになりました。葉酸はサプリ先進国の米国製品で摂ったほうが良いなど様々な情報も飛び交い、中には嘘に近い内容の情報も散見されると言われます。

可能な限り正しい知識を身に付けて、より良い葉酸サプリを服用することが大切です。

葉酸サプリが招く摂り過ぎのリスク

葉酸サプリは一般的な医薬品やほかのサプリ等の服用も控えたほうが良いとされる妊娠・授乳中にも問題なく摂れると謳っている製品が少なくありません。葉酸そのものがアレルゲンになりにくいとされることからアレルギー体質の人も安心して飲めるという意見もありますが、用法用量を守らずに多く飲んでしまったり、ほかのサプリと併用することで不調を引き起こす心配があります。

葉酸に限らず食品から摂れる栄養素はできるだけ食事から摂取したほうが良いと言われ、葉酸を多く含む食品を3度の食事で十分摂っている場合、葉酸サプリを飲むことで1日の摂取上限量を超えてしまう可能性が出てきます。

妊娠中の女性の場合一般的な摂取量の倍は必要とされ推奨されている葉酸ですが、過ぎたるは猶及ばざるが如しで、サプリの飲み過ぎで過剰に摂ってしまうのも問題があります。妊娠中の女性以外でうつ病や認知症予防のために葉酸サプリの服用を続けている人の場合、葉酸を摂り過ぎることでほかの病気にかかるリスクを上昇させるケースもあると言われます。

葉酸サプリさえ摂れば安心と考えてインスタント食品中心の食生活を送りがちな人も体調不良を招いてしまう恐れがあり、注意が必要です。

うつ改善にも効果を発揮する葉酸サプリ

意外なアレルゲンを含むサプリメント

葉酸サプリは過剰摂取や葉酸を多く含む食品と共に取り入れることで結果的に摂り過ぎになる心配もありますが、アレルギー体質の人は葉酸サプリの成分全体にも注意を払って購入すべきです。葉酸そのものがアレルギー症状を引き起こすリスクは低めと言われていますが、サプリメントになっていることで、食物アレルギーはもちろん花粉症など何らかのアレルギーを持つ人は、購入前に成分表示をしっかりと確認して慎重に選んで行く必要があります。

サプリメントには葉酸などの有効成分のほか、錠剤やソフトカプセルにするための添加物が加えられています。錠剤として固める際にはトウモロコシやジャガイモのでんぷん、牛乳由来のカゼインが使われることがあり、ソフトカプセルの場合はゼラチンやセルロース等が使用されます。

いずれも食物アレルギーがある人にはアレルゲンになりやすい成分となっているため、健康のために葉酸のみを摂るつもりが新たなアレルギー発症を招いてしまう心配があります。葉酸サプリ1種類だけを用法用量を守って服用していれば特に危険はないとしても、ほかの医薬品やサプリメントとの併用で添加物のほうを多く摂ってしまうことにもなりかねません。

葉酸サプリがうつ病や認知症の予防に役立つというのは嘘ではないにしても、サプリだから飲み合わせにそれほど注意しなくても大丈夫と信じ込んでしまうのは危険です。

葉酸のみでは得られにくい健康効果

葉酸サプリをはじめサプリメントは食事からは十分な量を摂りにくい栄養素などを補うための栄養補助食品だけに、それだけを摂っていれば安心というものではなく、葉酸の場合は特にバランスの取れた食生活を送っていて初めて十分な効果を発揮すると考えておくほうが無難です。

妊娠・授乳中の女性の場合、日々の食事内容にも気を付けている上、一般的な成人の推奨摂取量よりも倍の葉酸を摂ったほうが良いことから葉酸サプリが大いに役立ちますが、うつ病や認知症予防のためにと中高年世代が葉酸サプリのみに頼って食生活全体を疎かにしてしまうと葉酸の効能を十分に活用できなくなるばかりか、体調不良を招く心配があります。

ビタミンB群の一つである葉酸はほかのビタミンB、特にB12と一緒に摂取してこそ本来の効能を活かすことができるとされ、ビタミンB群のみでなくほかのビタミン類とバランス良く摂ってこそ理想的と言われています。

良い葉酸サプリが多い米国では穀物に葉酸を配合した製品も多く、ほかの栄養素も摂れる食品の状態での摂取が日常的にできるようになっており、日本でも葉酸が強化されているシリアルが販売されるようになりました。認知症予防のために葉酸を摂りたい場合、持病の医薬品服用が多い高齢者ほどシリアルのほうが良いと言われ、良く噛む行為も健脳のために役立つと推奨する声も上がっています。

葉酸サプリ人気が呼んだ効果への疑問

葉酸は単体では十分に効果を発揮できずビタミンB12のみならずB群全体やほかのビタミン類とバランス良く摂る必要があることに加え、体質によっては葉酸ではなく葉酸塩サプリを摂ったほうが良いと言われています。葉酸が体内で効果を発揮するには葉酸から葉酸塩に変換され、さらに5-MTHFとも表記されるメチルテトラヒドロ葉酸に変換される必要があります。

日本人女性の60パーセント以上が葉酸を葉酸塩にうまく変換できない体質と言われ、葉酸サプリでなく葉酸塩サプリを摂るほうが有効性が高いと考えられています。ところが日本では肝心の葉酸塩サプリが販売されていないため、米国から個人輸入で取り寄せて摂取するしかなく、葉酸を葉酸塩に変換できない体質でありながらそれを知らずに葉酸サプリを飲み続けても目立った効果が得られないとして、葉酸サプリの効き目は嘘と思うようになってしまうケースもあるとされます。

葉酸サプリはあくまでサポート役ではありますが、一時期の葉酸効果への人気ぶりがかえって災いして効果自体が嘘と考える人が出てきたとも推測できます。

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天然由来の葉酸への過信は禁物

葉酸サプリにまつわるマイナス情報の多くが、嘘や誤解というよりは葉酸の効果への大き過ぎる期待が招いた落胆といったほうが近いものがありますが、葉酸そのものへの疑わしい情報はほかにもいくつかあり、中には鵜呑みにしないほうが良いものもあります。

その一つが合成の葉酸は安全性が低く、天然由来の葉酸塩である米国製のサプリのほうが安全で、絶対に安心と過信してしまうことです。米国は確かにサプリ先進国で、葉酸以外の添加物にもこだわってつくられている製品が少なくありませんが、天然由来の成分が無条件に安全と考えるのは危険で、特に食物アレルギーがある人の場合、サプリに使われている原材料の中にアレルゲンになりやすいものが入っていると服用を続けるうちに体内に大量に取り込んでしまい、アレルギー発症の恐れが出てきます。

米国製の葉酸サプリを服用するうちに、体外に排出しにくいビタミンAやビタミンDを余分に摂って体調不良を起こす心配もあり、葉酸以外に含まれている栄養素に注意することも大事です。